恐竜を絶滅させた直径14kmの隕石は秒速17kmで地球に衝突したもよう

恐竜の絶滅は、6600万年前に現在のメキシコ・ユカタン半島付近に衝突した巨大隕石が原因とされています。

2億5000万円前から繁栄していたとされる恐竜。

これを、地球の始まりを1月1日の午前0時とした1年のカレンダーに置き換えると、恐竜の出現は「12月12日 午前3時54分」、絶滅したのは「12月26日 午前6時18分」。

ちなみに、現代の人間と同じグループとなる「新人類(現生人類)」の登場は20万年前で、これをカレンダーに置き換えると、新人類誕生は「12月31日 午後11時37分」。

地球の歴史の中でも、恐竜は結構長い期間にわたって繁栄していたようです。

ところで、この巨大隕石。

最近の研究では、直径が約14キロメートルの大きさで、それが秒速17kmという猛烈な早さで地球に衝突したと推測されています。

今回はこの「大きさ」と「早さ」について考えてみます。

直径14キロメートルを富士山に置き換える

冬の富士山、雪化粧が施された雄大な姿を写真でよく見ると思います。
あの、雪で白くなってる部分、これは富士山の五合目より標高の高いエリアです。

そこでまず、この白い部分だけ(五合目より上)を、横からナイフでスパっと切り取ってください。ひと回り小さい富士山になったはずです。これを「小富士山」と呼ぶことにします。

この切り取った小富士山は、すそ野の直径が約7キロメートル、高さは1キロメートルです。

小富士山を、2個×2列に配置して4個にしてみましょう。それを4個セットで上に14個積み重ねます。

これが大体「直径が約14キロメートルの塊」ということになります。

直径14キロメートルを富士山に置き換える(やり直し)

切り取った小富士山を積み重ねたりしていたら、小富士山の数が56個とかになってしまって、何だかかえってピンと来なくなっていまいました。
気を取り直して、もう少し大雑把に置き換えてみます。

富士山の写真にも色々ありますが、ふもとの湖や街も写り込んでいて、すそ野が雄大に広がっている姿をとらえた写真をイメージしてください。

その写真で見えている富士山の横幅(直径)は約14km。

この富士山を縦に4個積み重ねてください。

これが大体「直径が約14キロメートルの塊」ということになります。

ちなみに、14キロメートルの距離は。。。

  • 東京駅から荻窪駅までの直線距離が約14km
  • 新宿駅から荒川までの直線距離が約14km
  • 東京ドームからディズニーランドまでの直線距離が約14km
  • 新大阪駅から長居公園までの直線距離が約14km
  • JR大阪駅からJR西宮駅までの直線距離が約14km

大きな塊が秒速17kmの早さで飛んでくる感じとは

今、東京タワーの展望室にいるとします。
今日は快晴で、遠く、95キロメートル先の富士山もクッキリ見えています。

その富士山が急に4個に増え、上に積み重なっていきます。
スライムたちが合体してキングスライムになるあの感じです。

その「直径が約14キロメートルの塊」と化したキング富士山が、東京タワーの展望室めがけて飛んできます。

キング富士山が東京タワーまで飛んでくるのにかっかた時間は「5.6秒」

これが「秒速17km」の早さです。

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6600万年前に現在のメキシコ・ユカタン半島付近に衝突した巨大隕石。
それが原因で地球上の生き物の約75%が死滅したとも言われています。

すごく大きなものが、すごい早さで衝突すると、やっぱりもの凄いことが起きます。