東京スカイツリーの高さは634メートル。
もちろん現時点において、日本で最も高い建造物です。
東京スカイツリーが建っているのは東京都墨田区押上一丁目。都営浅草線「押上」のほぼ真上、東武「とうきょうスカイツリー(旧:業平橋)」に隣接した場所です。
浅草の雷門からほぼ真東に1.2kmの位置になります。
さてこの東京スカイツリー。
もし何らかの理由で「パタン」と倒れたら、タワーの先っぽはどのあたりまで届いてしまうのか、直線距離に置き換えて調べてみました。
隅田川までは届かない
まずは西方面。隅田川までは届きません。
なのでとりあえず、浅草寺周辺の観光地は無事なようです。
それではピンポイントでどこまで届くかを列挙してみます。
- 墨田区役所の川を挟んで北側にある「墨田公園」を南東角の入口から入り、公衆トイレを過ぎたあたり。
- 源森橋の南側「清雄寺」の本堂。
- 都営浅草線「本所吾妻橋」のA1出口から地上に出たあたり。
「たばこと塩の博物館」は越えていく
次は南方面・東方面。
隅田川にかかる「厩橋」から続く「春日通り」までは届きませんが、その方向でのメジャーな施設である「たばこと塩の博物館」は越えていきます。
- たばこと塩の博物館の前の道を南に進み、横川一丁目交差点より少し手前のあたり。
- 「業平小学校南」交差点。
- 本所警察署のあるブロックの北西角。
- 浅草通り「十間橋」バス停付近。
北に向いて倒れると、東武鉄道に影響が
ほぼ真北に倒れた場合「向島三丁目」交差点まで届きます。北東に倒れた場合は、圓通寺と飛木稲荷神社が並んでいるブロックまで届きます。
それは一旦置いておくとして、とにかくこの方向に倒れた場合は、必ず東武鉄道を分断する形になってしまいます。
インパクトは大きいです。
東武浅草駅から曳舟までは運行できないでしょうから、北千住方面から電車を利用している場合は「曳舟」で折り返し運転になること必至。
もし「先ほど、墨田区の東京スカイツリーが北に向かって倒れました」といようなニュースの一報を聞いたら、「東武曳舟」で「京成曳舟」までさっさと歩いて乗り換えたり、北千住で、豊富な選択肢の中から他の路線に利用を変更したりする対策を取っておくとよいでしょう。
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634メートルの東京スカイツリー、倒れると大変そうです。
でもご安心を。
設計を担当した日建設計の東京スカイツリー専用ページで、その先進技術や構造安全性について解説されてます。
倒れるわけがないんです。たぶん。